2006/1/18

値段が書いてあるものもありますが、部品代や送料 追加作業などが含まれている
場合があります。同じような作業をしたとしても同じ金額にはなりませんのでご注意ください。


ハイエース バン 結構な補修です。

手荒に扱われることが多いくせに、ぶつけるところは複雑なパネルだったりする

とってもにくいやつです。

左側 スライドドアからクォーターパネルにかけて、とても広い範囲で

かなり大きなダメージです。

スライドドアとクォーターの境目部分が特にひどく、複雑なラインが

絡んでいる部分なので修復不可能と判断し、クォーターは交換します。

本当はスライドドアも交換したいですが、予算重視の作業ですので・・・

 

さらに右側クォーターパネル後ろ部分

かなりひどくぶつけて、さらにそれを適当に補修してあります。

ここはかなりの大問題です。

ぶつけただけだったら、板金もいけたかもしれないですが

すでにパテまで盛られちゃっていて、ダメージがどの程度まであったのか

どんなぶつかり方をしたのかがまったくわかりません。

さらに裏側にまったく手が入らず、逆アールが組み合わさる複雑な形状です。

交換したいんですが、損傷範囲に比べて部品で出てくるパネルが大きすぎます。

(巨大なクォーター1枚でしか出てこない)

部品代、交換工賃を考えると、残念ながら板金しかなさそうです。

とはいっても、通常の方法では不可能です。

そこで・・・

一度切り離し。

簡単にやってますが、かなり苦労しています。

スポット溶接を剥がして、サンダーで切ったりと大変です。

剥がした鉄板をバーナーで炙って、パテを剥離

剥離だけでも大変な作業です。

 

ここからがもっと大変。

このグニャグニャな鉄板をなんとか元の形っぽいところまで戻します。

とはいえ、衝撃の加わり方とかどれぐらいへこんでいたとかも分からないので

すべてが手探りです。

そしてさらに取り付けます。

どう考えてもぴったりとはいかないので、溶接も大変です。

 

そしてパテ。

結構な量を盛ってます。

そしてプラサフ

ものすごい手間がかかってます。

 

 

そしてこっち

クォーターは交換です

こちらが新品

ただしそのまま使うのではなく、スライドレール下から使います。

分割

中の骨とかもあるので、取り外し(スポットを剥がす)も大変です。

 

そしてへこんだクォーターも取り外し

当然こちらも大変です。

 

何回か仮あわせをした後、取り付けます。

 

パネルを繋げた部分もあるので、パテで整形

 

スライドドアも結構ひどく当たっている上、裏側に手が入らない

場所なので、こちらも大変。

どれも大変です。

しかしながら、作業をしてればいつかは終わりはくるもので・・・

切り取って板金した右クォーター後ろ側

 

がんばって板金したドア

 

交換したクォーターパネル

 

以上、久しぶりに歯ごたえのあった作業でした。

予算最優先で作業した結果、部品代込みで160000円でした。

 

 

 

 

 

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