2003/10/13

基本施工例

見本はマウスの木目調塗装です

まずは分解。水につけるので完全分解が必要です。

その後、ベースコートを塗装します。

塗装は通常塗装と同じです。

基本的に柄によって色が決まっていますが、この部分を

変えることにより、個性的な柄にもできます。

 

ここから本番の木目調塗装の転写になります

これが木目のシートです。

結構な値段がするもので、湿気に非常に弱いです。

横流しはもちろん不可能ですし、

これだけあっても施工は無理ですからね。

 

これを水槽に浮かべます。

水温 浮かべ方 方向にもいろいろありまして

詳しくは企業秘密です。

水槽に浮かべたシートに、活性剤をかけます。

その後すぐにマウスをつけます。

手にもっているのがベースコートを塗ったマウスの殻です。

引き上げるとこのようになります。

これを、細心の注意を払ってきれいに洗浄します。

これがかなりめんどくさくて大変。

 

さらに水気を全部切った後に

クリア塗装をします。

耐久度はこのクリアーに依存しています。

車の外装に使うものと一緒ですので、耐久性なども

一緒と思っていただいてかまわないと思います。

 

その後強制乾燥。

組み立てたところです。

塗装2回分(ベースコート+クリア)厚みが増すので

物によっては組み立てにくくなったり、動きが渋くなったりします。

写真では磨いていませんが、磨けばもっと艶が出ます。

 

さらに高品質の艶がほしい場合は、1200番のペーパーで研いだあとに

さらにクリアを塗りこむオプションもあります。


すべての柄で、ベースコートの色を変える事で

さまざまに変化させることが出来ます。

ブラウンウッドの下地を、3種類で比較したものです。

上から、シロ 標準 クロ の下地です。

 

オーカーウッドが人気がないですが、110マーク2が

似たような木目パネルを使っています。結構いいと思いますよ。


注意事項 見積り例

このような丸いものは、直径ではなく

大体の円周で図ってください

(ちなみに写真の場合は約300ミリ)

 

作業料金例

上記サンプルのマウスは150ミリ×90ミリになります。

基本料金 3000円

施工料金 3000円

合計 6000円

 

例えば、このマウスを2個やるとすると

基本料金 3000円

施工料金 3000円×2

合計 9000円

 

何かのインパネ

オーディオパネルとエアコンパネルの一体物で

結構大きいサイズになります。

縦400ミリ 横270ミリのこのパーツを塗装すると

基本 3000円

施工 11000円

合計 14000円

 

カローラ2のオーディオパネルです。

これは御影石調でサンプル模様です。

このサイズは、縦 220ミリ 横 320ミリです。

基本 3000円

施工 11000円

合計 14000円

と、なります。

上のちょっと大きいパネルと比べて、小さくなりますが

値段は一緒になってしまいます。

(縦があと20ミリ小さければ、ぐっと安くなるんですが・・・)

使用するフィルムの関係上、どうしてもこういった数字に

なってしまいます。

 

エアコン吹き出し口のパネルです

サイズは、縦 170ミリ 横 140ミリ

基本 3000円

施工 5000円

合計 8000円

 

上記3点を一緒に施工すると・・・

基本 3000円

施工 11000円 11000円 5000円

合計  30000円

 

おまけ

にたようなサービスで「イージーグラフィックス」というものがあります。

それの価格表はこちら


基本 (縦cm+横cm)×380円
例: 縦30cm横20cmのものなら (20+30)×380=19,000円
小物 1点の一辺が10cm以下のパーツ 7,000円
2点目からはプラス 4,750円
例: 3つならば7,000円+4,750円+4,750円=16,500円
例: 縦30cmのもの1点と小物2点ならば
      19,000円+4,750円+4,750円=28,500円
複数 同デザインで2点以上の場合総額の20%OFF
例: 縦30cm横20cmのもの3点ならば(19,000円+19,000円+19,000)×0.8=51,300円
エンブレム類 4,200円


練習風景

すべてサンプルフィルムを使っています。

 

はっきりいいまして、クイックアートはかなり難しいです。

講習会もあるんですが、それ以外でもかなり修行を重ねました。

カローラ2(うちのレースカー)からとってきた

オーディオのパネルです。

 

これを御影石調にします

これは簡単。

形状も模様も楽なので、すんなりできました。

施工の難しいカーボン。

そのなかでも特に難しいメッシュカーボンです。

水温が悪くて、かなり欠けています。

だめだめですね。

これもむずかしいドットカーボン。

気合が足りなかったため、ドットが踊り狂っています。

右側が失敗したの。

左が成功したもの・・・ではなく、シールです。

まだまだですね。

 

この他にも、写真に取れないような失敗を

たくさん繰り返しています。

 

そんななか、無謀にも実験台になってくれる方が

出てきました。

AE111のオーディオパネルと右側のパネルです。

この部品ですね。

 

それをメッシュカーボンです。

無理だって。

フィルムを水に浮かべます。

このように水に浮いたような形になります。

遠くから見ると、ただの灰色ですね。

いちおうちゃんとメッシュがかかっています。

もうひとつのパネルはかなり大きいので、フィルムも大きめ

今までやった中では最大になります。

そんなわけで完成。

遠目からみるとうまくいっているように見えますが・・・

下のほうに欠けが見えるかな?

写真でわかるぐらいなので、実物ではもっとわかります。

しかし、写真だとこんなに寄らないとカーボン目がわからないねぇ。

こっちはもっとひどい・・・

やはり、しわが寄ってしまうところが出てしまいました。

メッシュカーボンを使って、ケブラーっぽくしてみました。

練習なので手を抜いてやっていますが、ちょっと上達してきました。

近くで見ると、こんな感じです。

もうちょっと修行すれば、商品として出せるようになるかな?

成果は作業例を見てください。

 

クイックアート

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