2012/9/27
値段が載っている物がありますが、送料 下地処理 部品代などが入っていたりします。
同じ作業をしても同じ金額にならない場合がありますのでご注意ください
ひさしぶりの作業例更新です
動画ばかり作ってたので。
インパネ塗装
外車、とくにドイツ イタリア系の車に多い
インパネまわりの黒いゴムが溶けてベトベトになって
所有者に買い替えを促すインパネタイマーの補修です
補修するのは2枚
一枚は結構ボロボロ
こちらは比較的綺麗ですが、触るとだめです。
まずは表面のゴムを剥離するわけですが、これがとても難しい
ペーパーで落とそうにも、ネバネバしているせいですぐにペーパーが
詰まってしまい、荒いペーパーを使うと凄いキズが付いてしまうし
形が変わってしまいます。
剥離剤を使うと、プラスチックまで溶かしてしまいます。
そんなわけで、ラッカーシンナーにて表面の剥離をします
ウエスを使って表面に染み込ませて
頃合いをみはかると・・・
このように浮き上がってきます。
これをヘラなどで取り除くと
まあまあ綺麗に。
それでもキズは付いてしまうので、補修は必須です
シンナーをつけすぎるとプラスチックも溶かしてしまうので、タイミングも重要です。
しかし、こんな簡単にいくのは単純な形状の場合だけです。
こっちは形状が複雑すぎて、うまく全体にシンナー塗れません
劣化具合も部分で違っていて、ボロボロになっちゃいます。
シンナーではこれが限界
表面さえとってしまえばペーパーが使えるので
ひたすら手で磨いていきます
こんなかんじに
ここにプラサフを塗って研ぎます。
つや消し黒で塗装すると
このように。
こんなかんじで非常に手間がかかってしまいます。
おまけ
テールレンズの塗装
時々スモーク塗装を頼まれますが、おすすめしません。
ブラック具合は調整難しいし
レンズによっては表面が溶けたりしますし
塗り直しも出来ないし。
社外品のレンズはヤバイ場合が多いです。
濃い目の依頼でしたので、ここまで黒くしました。
それでも見方や見る場所、周囲の環境によっても
ぜんぜん受ける感じが違ってきます
同じ物を直射日光の下で見た場合。
暗いところでレンズを灯して見ると、さらに薄く見えるんではないでしょうか。