2003/11/10
職場体験
6.7日に職場体験で中学生がうちにきました。
掃除でもやらせてくれ・・・などのやる気のないことを
いっていたので、HPで塗ってほしい人を募集して
仕事を任せることにしました。
なおかつ、作業の様子をHPにして作るようにいいました。
その作業レポートです。
赤字が私が追加した部分です。
この作業の目的は、私が素人の作業を見ることによって
初めての人が陥りやすい失敗と
最高の道具と材料と知識があった場合、はじめてで
どこまで塗装ができるのか・・・ということを
見るためです。
参考になる人もいるんではないでしょうか?
まず作業したのは、エスティマのフロントスポイラーです。
基本的な作業のみで、足付け後色を塗るだけなんですが
かなり難しいシルバーです。
見本を見せながら、一緒に塗っていく感じで作業を進めました。
スコッチブライトで各塗装したい部分を洗剤をつけてこする
ペーパーでスコッチブライトでこすった部品を水をかけながらしっかりこする
ペーパーをかけやすい部分ばかりに当ててしまい、肝心な部分に
足付けされてないことがありました。
当てにくい部分から、しっかり当てていくとよいようです
タオルで部品についている水をふく(写真の人のようにしっかりと)
教えられて色を探す
シンナーと硬化剤を入れる
苦労の末、完成
色は細かく決まっている
色を作るのは特に問題がないようです
色をあわせる作業に比べれば、勘に頼る部分がないですからね
酸化防止剤を全体にぬる
ちょっとおおめに
酸化防止ではなく、静電気防止です。
商品名は「プレソルベント」
このあとにほこりを取る、特殊なウエスも使います。
ほこりをかんぜんにはらう。部品にほこりがつかないように
実際の作業では専用の服を着ますが、今回は3人ブースに入るので
使いませんでした。
部品を乾かさないと失敗するからエアーで水をなくす
色を全体につける。そのときに動かしながら
そこで止まるとたれる
3回から4回くらい1回1回10分ほど乾かしながらやる
写真は裏側のため、ムラを消すのみで終わりました。
ここまでたれると、最初からやり直しのほうが早いです。
スプレーの扱いになれないうちは、どうしても動きの止まってしまう瞬間があるようです
たれると修正が大変
修正してないくせに
できるとこんな感じになる
うっすら乗せた感じです
どうしてもたれるのが怖くて、離しすぎる傾向があるようです
色を塗る感じではなく感覚としては振りまくようにやる
ムラとたれがおきないようにするには有効ですが
塗料の消費量が3倍ぐらいになります。
ここからはクリア塗装です
一回全体にかけて10分乾かす
そして色を塗るときよりていねいにつやがでてたれないようにする(ここが一番難しい)
ていねいに塗るのは1回づつ10分乾かし2回やる
メタリックを塗るときと同じ気持ちでやると、圧倒的に
膜厚が足りません。
かなり塗りこむようにしないと、艶が出てくれないです
完成!
長かった・・・
シンナーに完全に酔っていたお二人さん。
お疲れ様でした。
真中は、この企画にスポイラーを提供してくれた方です。
2000円で結構きれいになって、よかったですね(^^;)
クリアーの中塗りを一回手伝いましたが、初めてにしては上出来です。
これからやってみたいと思ったみなさんへ
塗装は楽しい!
百聞は一見にしかず、ぜひやってみてください
ゼっタイにいいと思います
失敗もあるとおもうけどがんばってください
楽しい過去の裏話
2個めに部品を塗装するときに二回もトリオで手を塗装しました
しかも・・・
シンナーでもとれません
しかも、塗装するものに思いっきり塗料をこぼしてました
一生の思い出です(泣
やってしまいました・・・
最低です
はじめてのみなさんも僕のようになってください
こんなことやらされました・・・
強制労働です・・・
色をこぼした罰です
馬車馬のように、水溜りを埋めていただきました。
こんな感じです。
ちなみに、2回目に塗装をしたものは
パルサーのリップスポイラーです。
足付けをしすぎて、下地が出ちゃってます。
塗る色が黒なのでいいですが、シルバーだったら
完全に下地の不具合が表に出てきます。
完全に中学生任せで塗ってもらったのが、この状態。
一度たれて、研ぎなおしてから再塗装後です。
やはり塗りこみが足りません。
このままでも何とかなりそうですが、色がたくさんあまっていたので
私が最後に一回だけ塗ってみました。
このぐらいまで艶が出て、たれなければ文句なしです。
初めてと経験者の色の塗り方の違いムービー
私 3MB
(右クリックの「対象をファイルに保存」にして見て)
ストリーミング再生ってどうすればできるの?
ともにクリアを塗っています。
見ればわかるように、ガンと塗装するものの距離が
圧倒的に違います。
離せば離すほど、たれにくくなりますが
艶を出すために使う塗料が多くなります。
このスポイラーを塗るのに、500グラムぐらい使いました。
通常は100g強ぐらいです。