2003/06/23

ワゴンR クリアとソリッド

 

 

左フェンダー交換 フロントドアを鈑金後、

塗装 磨きが終わったあとの写真です。

まあ一般的な普通の仕事になります。

 

上の写真、フェンダーはソリッドで普通に塗装

ドアはソリッドをぼかし塗装をした後、全体にクリアを吹いています。

質感の違いがわかりますか?

 

わかった人は目が悪いです。病院にいきましょう。

写真はともかく、実際の車を見ても

その違いはまったくわからないと言っていいでしょう。

一般的にいわれているらしい、白にクリアを塗ると質感が変わるっていうのは

ほんと〜〜に微妙なものなんです。

 

今回のこの作業ですが、この違いが言いたいがために

わざと塗り分けたんではなく、こうするしかなかったためです。

 

(ドアが黒っぽく見えますが、写真のせいです)

フェンダーは交換したため、全体を塗っています。

 

ドアを全部塗ってしまうと、今度はリアドアとの

色違いが目立ってしまうため、可能な限り

色の範囲を狭くしたいのです。

とうぜん、こうゆう風に塗ると色を塗ったところと

塗らないところの境目が出来てしまいます。

その境目を消すのが、ボカシ剤と呼ばれるもので

クリアを10倍ぐらい薄めたものです。

それをぼかし際に塗れば、ミストがなじんできれいになります。

このドアの場合だと、ドア全体に塗ることになります。

しかし、所詮はぼかし剤。

塗膜が極端に薄いので、耐久性がありません。

これが目立たないところなら何とかなりますが、

ドアの真ん中なので、きれいに仕上げるのは至難の業です。

そこで、全体にクリアを塗り、十分な膜厚を確保します。

クリアなら透明なので、ドアを全部仕上げても、色違いはわかりません。

 

厳密にはクリアも、ドア1枚ぬれるわけではないのでボカシてあります。

このAピラーの部分と、

Bピラーの部分です。(左側)

写真でぼかした部分がわかってしまったら、明らかに失敗なので

写真で解説しても意味ないんですけどね。

それでも、ぼかす範囲が大幅に小さくなったことが

わかると思います。

 

 

ソリッドにクリアを塗るメリットとして、表面硬度が高くなるので

擦り傷がつきにくくなるのと、退色を防ぐ効果があります。

それでも最近のソリッドはしっかりしているので、そのままでもまったく問題ありません。

赤や黒の塗装なら、クリアを塗ってもいいかもしれませんが・・・

 

しかし、今回ワゴンRをばらして思ったんですが

フェンダー取り付けボルト、フロントガラスのすぐしたのこのボルト

これを取るのにものすごく苦労しました。

 

この部品がどうやったって取れません。

クリップで付いてるだけなので、引っ剥がすしかないんですが

簡単に割れてしまいます。

今回も割りました。

しかも両側ともです。

まだ4000円ぐらいなので助かりましたが、何を思って

フェンダーを取るぐらいでこんなリスクを背負わないかん設計に

したんでしょう。だって、ワイパーやボンネットまで取らないといけないし・・・

 

バンパーもひどいです。

取り付けがすべてクリップです。

なおかつこのクリップが再使用不可です。

まだ新しい車なのに、バリバリ壊れます。

ボルトのほうがよっぽど外すの楽です。

奥まったところにあるクリップは、バンパーを傷つけずに

取るのは至難の業です。

 

9個いります。なんと個別包装。

再使用できたのは3個しかありませんでした。

けっこう高いのに・・・

 

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