2007/01/17
ヘッドライト
FoxFury PRO Edition
最初に値段が、定価30000円近いものだと言っておきます・・・
塗装作業の最後の仕上げ、磨き作業時には
塗装面のごく細かい傷を確認するために、できるだけ明るい環境が必要になります。
濃色車の場合は絶対条件になり、蛍光灯48機を備える塗装ブースの
中で磨いていました。
ただ、全塗装の磨きとなるとどんなに急いでも半日かかりますので
その間塗装ブースが使えないことになってしまいます。
もったいないのでなにか方法はないものかと思っていたところ、たまたま整備用の
ヘッドライトを使ってみたところ、大変に具合がよく
逆に暗い環境でスポット光の元で磨いたほうが、磨き傷がよく見えることに
気がつきました。
(これは夜に街頭の下で塗装を見ると、傷が確認しやすいのと同じ理由)
ただし、仕事としてちゃんと磨くことを考えるとヘッドライトに
特別なものを求める必要があります。
1.できるだけ明るく できるだけ広く 光源が強力
2.できるだけランタイムが長く
3.頑丈
逆に多少重くてもなんとでもなります。
この中で一番厳しいのが1番です。
「光源が強力」というのは、塗装面に光源を写して傷を確認する必要があるので
面で光っていても意味がないためです。
5mmLEDでは何個使おうが全く役不足
1WLEDでギリギリぐらい。フィラメントでは配光が汚くてだめ
この条件だけで市販のヘッドライトはほぼ全滅となります。
その中で今回のFoxFury社 PRO Editionですが、1WLEDが4つのモデルです。
普通にヘッドライトとして使うならば、明らかにオーバースペックなので
ありえないわけですが、 FoxFuryはミルスペック 軍用規格です。
通常のヘッドライトは暗いところで使うことを想定されているため
広い範囲を満遍なくあてるように作られていますが、このヘッドライトは
野戦病院での手術なども想定して作られています。
明るいところで影になっているところを照らすには、かなりの
明るさが要求されるため、こんなどでかいヘッドライトが必要になります。
電池も単2×4と、一般人が持ち運ぶことを
考えないような重さのため、ランタイムも十分+安い
ただ、最高照度で使いつづけたいので
下駄をかまして単3重電池で使ってます
さらにボディーはアルミダイキャストです。
いまではこのヘッドライト無しで濃色車の磨きは出来ないと
言ってもいいぐらい、役に立ってます。
デメリットは
ヘルメットに使うことを想定されているので
最低でも帽子かバンダナが必要
動かなくても重い。登山なんかには使おうとは思わない
使ってる様子がロボコップみたいで恥ずかしい
スイッチがワンタッチで切れない(3秒ルールがある)
などがあります。
もうひとつの磨きの友、iPODシャッフル
ポリッシャーの音がうるさく、長時間磨いていると痛くなってくるので
その改善のために購入。大変なお気に入り
こういった道具として愛せる物は最近少なくなってきた気がします。
しかしなぜかメインパソコンのUSBでは充電できず。