いっぱしのチューナー気分だぜ!

ハイカム取りつけ

ヘッドカバー塗装

事故の修理中に取りました(iдi)

 

ヤフーオークションで4万円!

HKSコンピューターカムシャフト

IN 272

EX 264

リフト 8.7

買っちゃった(^^;)

 

男だったらハイカムでしょう・・・

 

アイドリングが安定しなくても、

下のトルクがなくなっても、

セッティングできなくたって(^^ゞ

 

ハイカム無しにはかたれないのです。

 

しかし、ハイカムには最大の欠点があります。

外から見えないんです。

そこで、スプロケとカバーを塗装します。

これで、見かけはフルチューン!

 

実際に作業をした感想を先に書いちゃいますが、

4スロ取り付けより、はるかに辛かった!

絶対エンジンかからんとおもったよ・・・

何度あきらめようかと・・・

 

苦闘の12時間!の記録です。

 

 

カムなんて、ヘッドカバーをあけて

交換するだけです。

難しいのは点火時期と、

(難しくないが、タイミングライトを持ってないので難しい(^^;)

バルブタイミングだけです。

2〜3時間で終わるでしょう。

 

ちゃちゃとヘッドカバーを外します。

(このとき夜の8時)

 

ボルトを外すだけなので簡単すぎます。

外してタイミングベルトを見せるために

ちょっと加工です。

一般的に切るところと、ちょっと変えてます。

ベルトの上は隠れるようになってます。

他人の真似はだめですからね。

 

この状態から塗装に入るのですが,

しっかりと油分を落とさないといけません。

工業用ハンドソープでごしごし洗います。

水を弾かなくなったところで、ペーパーで足付けをします。

一体どのくらいの荒さのペーパーでやればいいか

まったくわからないので、取り合えず280番の

水研用ペーパーを使います。

文字のところや隅のところはとってもやりにくいですが、

全体を一皮剥く感じでペーパーをかけます。

(このペーパーがけで鏡面加工の難しさがわかりましたよ)

 

ここまで出来ればできたも同然。

あとはさっさと塗っちゃいます。

もちろん耐熱塗料を使いました。

 

 

エンジンのフロントカバーも外して、

テンショナーも緩めます。

これでタイミングベルトが外れます。

 

スプロケも外して、あらかじめ塗っておきます。

乾いたころにはつけれるでしょう。

 

純正カムも外して、がら―んとなります。

ここでZERO1ならではの問題が発生。

ラジエターを外さないと、クランクプーリーのボルトに

レンチがかかりません!

しかも、エンジンルームの中で

ファンとラジエターを分離しないと行けません。

しかもボルトナットで固定なので

取り難いったらありゃしない・・・

ナットぐらい溶接してくれよ

 

新しいカムをちょっと磨いて

乗っけます。

あ、1番シリンダーの上死点を出しておきましょう。

(上死点とは、ピストンが一番上にある状態)

プラグホールに長いものを突っ込んで

エンジンを回しながら,一番上にきたとき

クランクプーリーの切りかきが0度になってれば、

結構正確に上死点が出ています。

ダイヤルゲージを使う必要もないでしょう。

 

その状態で1番のカム山をIN EXとも外側に向けとけばいいのかな?

 

カムホルダーを閉める段階で、

恐ろしいものを発見!

よ〜く目を凝らしてみると・・・

穴あいてるよ?

いいの?こんなんで・・・

いや、まじで心配なんだけど・・・

 

どうしようもないので、このまま組んじゃいます。

他のホルダーにも穴あいていたような・・・

 

で、タイミングベルトなんかを組んでいきます。

 

さて、ここから第一の難関。

(ここまで来るのに難関はいっぱいあったけど・・・)

バルブタイミングです。

バルタイを詳しく説明するのもめんどくさいし、

Webあさればいっぱい出てくるでしょ。

そこで、できるだけ簡単にあわせる方法を

考えます。

ちなみに、今回のバルタイは

IN 105

EX 103

に、しました。

ちょっと変則的ですね。

なんとなくこの数字にしました。

そのうちいろいろ変えるからね。

 

バルタイをざっと説明すると、

一番バルブが開いてる瞬間の

クランクの角度のことです。

 

バルブが開くのはダイヤルゲージでわかりますので、

借り物です

後はクランク角度を調べるだけです。

 

全円分度器でもいいんですが、

私らしくないです(^^;)

 

そこで、こんなものを作ってみました。

ちょっと硬い紙に、落書きしたものです。

わかりやすく図にしますと・・・

これでわかるかな?

上の図は適当なので注意してくださいね。

105度ならもっと広いですからね。

わかりやすくするために狭くなってます。

 

これをクランクプーリーにはって、

0度のところに針金かなんかを来るようにします。

そうしないと,何度回したかわからなくなるからね。

 

 

まずINから。 これは簡単。

クランクプーリーを105度回します。

もちろん時計回りで。

この105度を計るためにさっきの型紙を作ったんです。

 

で、クランクはそのままで,スプロケを浮かします。

(浮かすというか,スプロケを回さないでカムを回せるようにする)

INのカムを回してやって、バルブが一番飛び出る

所をダイヤルゲージで調べます。

たぶん、とっても難しいと思います。

はじめてだと,なかなか計りにくいものです。

一時間ぐらい格闘したでしょうか?

ちゃんとした、測定する針の長いダイヤルゲージが要りますね。

ダイヤルゲージをカムに当てないように、

ラッシュアジャスターに当てるのはほんとにむずいです。

 

ちゃんと計れたら,スプロケを組んでみます。

すんなり組めればラッキー

だめなら加工が要ります。

ちょこっと削ってあるのがわかるかな?

ちなみに、今回の場合はIN側は加工無しでいけました。

 

加工が終わったら組んでみて、2回転クランクを回します。

そのとき、105度付近のバルブの突き出し量を計ってみて,

ちゃんと最大リフトになっていれば成功です。

 

次はちょっと難しいEX側です。

やることはINと変わりませんが、バルタイの103度が

ややこしいのです。

今度はクランクを103度回すだけじゃいけないのです。

まず、上死点を出すわけなんですが,

INのバルタイがもうとってあるので、

圧縮上死点と排気上死点(言い方違うかも)が出てきます。

4サイクルエンジンは2回転で一回爆発なので

(単気筒エンジンの場合)

2種類上死点があるということです。

 

もう一度、IN側のバルタイを計った上死点を出します。

バルブが一番突き出している105度前ですね。

 

EX側を103度にあわせるには、上死点から

617度

クランクを時計回りに回します。

さっき作った型紙を見ると

257度

回すように見えますが、

一回転+257度回さないと駄目なんです。

難しくなってきましたね(^^;)

 

あとはINとおんなじことをするだけです。

ここまで説明しといてなんですが、

間違ってる可能性大です(^^;)

しかし、とりあえず私のエンジンは

かかってます。

良かった良かった(^^;)

 

そのまえに、点火時期をあわせないといけません。

タイミングライトがあれば早いんですが・・・

一番シリンダーのプラグコードをつけたプラグを、

ボディーにアースさせます。

その状態のまま,手でクランクを回します。

ゆっくり回していくと・・・

バチッ!

・・・と、火花が飛びます。

その瞬間のクランク角度を読むだけです。

クランク角センサーを回しながら,

9度ぐらいで火花が飛ぶようにします。

たぶん、これであっていることでしょう(^^;)

でも、タイミングライトで調べたいところですが・・・

 

 

組み立てたあとのエンジンです。

このとき、朝の8時。

何が2〜3時間だよ・・・(T_T)

 

 

フリーダム4連スロットルエンジンノーマルセッティングのまま、

エンジンはかかりました。

ただし、アイドリング付近が

とんでもなく濃いです。

アクセルを吹かしても全域で濃いみたいです。

フリーダムの機能で、オーバーラップによって

最初のマップを選べるのですが、

それを使っても濃いようです。

 

だいたいのセッティングが終わったところで

走行インプレッションです。

 

4連スロットル装着時より、はるかに体感できます。

思っていたほどトルクが少なくなったりせず、

むしろ下から力があります。

サーキットでもタイムアップが期待できるでしょう。

 

あと、圧縮比さえあげれば

なかなかのエンジンになるでしょう。

次はとうとうヘッドをはぐるか?

 

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