CARBOYに送ったレポートそのままです。

実際の記事とは、細かい所が違います。

載せ変えのレポートといっしょですねぇ


 

 

車検初心者がまたまた挑戦!

今度は構造変更にチャレンジ!!

JZA80改! 肌附裕矢 愛知県豊田市

 

どうもこんにちは。この前、4月号でしろうとがミッションをのせ替えた時の事をレポートしたものです。今度は構造変更にチャレンジしたときのことをレポートします。

 

まず、前回のレポート以降に見つかった不具合からです。

  1. タコメーターがへん…

どうやら2JZ-GEと2JZ-GTEでは、メーターがいっしょではいかんらしいです。

NAエンジンのメーターを替える場合は、社外品にするかおなじNAから取ってこないとだめみたいです。

 2、変なところでエンジンブレーキがきく。

たとえば3速、4000回転ぐらいから急にアクセルを抜くと、ワンテンポ遅れてエンジンブレーキがかかります。 これはコンピューターを替えるしかないようです。

 3、プロペラシャフトのボルトが全部ゆるんでた!

自分のミスです… まさか全部緩んでいるとは…

 今のところこれだけです。もうでないでほしいんですが…

 

またもや素人。ユーザー車検すら経験無し。

初めてのユーザー車検が構造変更付きです。やればいいことがまったく分からないので、ミッションのせかえより難しいです。 スープラの車検が414日に切れます。それまでには何とかしたいので、できれば早くしたいです。3月中に陸事にいきたかったのですが、年度末には業者さんでいっぱい!とても質問できる雰囲気ではありません。

4月になるまで本を読んで調べておきます。手に取った本にはこんな事が書いてありました。

MTの設定がある車種をATMTにした場合は、1 2号の書類を出すだけでとおります。」

なんだ。結構簡単そうです。実は最初、知り合いの業者の方にやっていただこうかと思っていたのですがなんとかなりそうです。

 

さっそく1 2 3号様式の書類 とユーザー車検の書類一式を買います。 初めて車検の書類を見ましたが意味がぜんぜん分かりません。しかも書類上では、自分の親が持ち主になっています。しかしまだまだ時間はあるので分かるところだけ書いておきます。

みなさんの車検関係のレポートを見ると、「とりあえず陸事の人に聞け!」とあります。 41日まで待つことにします。

 

仕事を半日休み、陸事に向かいます。 8番のところに聞きにいくと…

「改造申請1 2 の書類と AT MT両方の分解図 比較表 プロペラシャフトの寸法 などの書類を出してもらい、申請がおりるのを待ってもらいます。 約3週間ほどかかります。」

……早々と車検切れ決定です。

 

書類作りにスキャナを導入!インターネットで情報収集!パソコン大活躍

もう間に合わないと分かったので、気を抜いてやっていきます。ゆっくり書類でも作ります。

まず、ミッションの分解図から作っていきます。これは修理書からコピーするだけです。

どうじにカタログもコピーをしておきます。いりそうなのを全部コピーをして後はパソコンで編集をします。う〜んハイテクです。そして出来上がったのが(図1)(2)です。

問題は1号、2号です。1号の「改造内容等」というところはミッションのせかえの場合(3)−Bに丸を打つみたい(図3)です。2号は…いっぱい書くところがあります。聞いたところプロペラシャフトの寸法はここに書けばいいみたいです。あと(形式)のところ。ここに(JZA80改)と書くとほんとにそうなるみたいです。まさかミッションのせかえで改が着くとは思わなかったので、ちょっとうれしかったです。重さのところはわかんなかったので適当に書いておきます。後で分かりますが、実際の重さと80キロも誤差がありました。でも何も言われなかったです。その他のところはカタログを見て書いておきます。最大安定傾斜角度のところがどうしても分からずお客様相談室に聞いてみたら「改造については教えることができません」といわれてしまいました。別に悪いことやってるわけではないのにね〜(図4)

車検証のコピーもそえて陸事に出しにいきます。すべての書類をコピーしておくのを忘れずに。

自分はこの時印鑑までコピーをしてしまい、後日電話で呼び出されました。

4月14日書類を出し、後は返事待ちです。

 

ゴールデンウイーク直前の4月27日、とうとう返事がきました。予約を取って車検を受けろとのことなので休みが終わった5月8日に予約を取ることにします。しかし G.Wに車が使いたかったので、仮ナンバーを取りにいきます。いろいろな人に聞くと、どうやら市役所にいけば取れるみたいです。とりあえずいってみます。そしたら用紙が置いてありました。用紙の裏を見てみると5日までしか借りられないみたいです。4月29日から5月8日まで借りないといけないので、2回借りないといけません。でも連続で借りてもいいみたいで、その時の理由を(検査)と(車検)に分けて借りました。

ずっと車検が切れていたので、走りまわって悪いところがないか見ておきます。…どうやら大丈夫なようです。ついでに24ヶ月点検もしておきます。点検整備記録簿の項目をチェックしていきます。この中で気になったのがブレーキとマフラー。ブレーキは右リアが引きずっているみたいです。やったことないですが、リヤブレーキをオーバーホールしてみます。ですが直りません。仕方ないのでそのままいってしまいます(笑)。マフラーは穴が空いています。しかも3個所も! まったくこの車は… こいつも仕方ないので粘土パテで埋めてしまいます。これで一応は車検にとおる車になりました(?)。あとホイールアライメントもやっておきたかったんですが、3時間もかかるとのことなので自分でやります。でもどうやっても正確な数字が出るわけないのであきらめ、サイドスリップだけを見ます。新聞紙をぬらして下にひき、その上をタイヤが真っ直ぐとおるようにして新聞紙がねじれなければよしとします。多分こいつもいいでしょう。これだけで整備は終わりです。ほんとにこれだけで車検がとおるんでしょうか?

 

車検をしにきたのになぜか走りまわった1日でした。

いよいよ車検当日です。道路の渋滞で少し遅れて9:20分に到着です。やっぱり自分の検査だけでは不安だったので予備検査を受けます。ですがこうゆうところは業者ばかりがくるので初心者にはあんまりやさしくありません。話を聞いてみると何も言わずにラインに入れ、そこを出たときにお金を払うみたいです。ちなみに普通の人は4500円 業者さんは2500円だそうで、自分は無理を言って業者価格にしてもらいました。初めて車検をやる人は車が調子よくてもやっておくことをお勧めします。やることは実際のラインとほとんど変わりがないので大変参考になります。

結果は光軸以外はすべてOK。光軸も調整してもらいました。

これで準備はすべて終わりです。あとは何とかなるでしょう!

受付を済ませます… と思ったらいきなりだめでした。何と構造変更を伴うと自動車検査票と申請書が普通と違うようです。

申請書のほうが3号→1号、自動車検査票のほうは説明を受けているときに用意をしてくれました。また書類を書き直し、今度はいいようです。 細かいところは聞けばなんでも教えてくれるし、書いてくれました。また申請のときに9号様式もいるようです。

書類も書き終わりやっと検査ができます。ラインに並んでいるときに周りをチェックされます。この時点で早くもいくつか注意をいわれました。なんと仮ナンバーは純正の位置につけてはいけないみたいです。自分のはこの時封印も外してつけていたので、後から再封印の手続きをしなくてはいけませんでした。前のナンバーの取り付けもいわれました。バンパーを社外の製品に替えており、ナンバーを取りつける場所がなかったためステンの板を曲げてボルトでしめてあるだけです。どうやらナンバーはぶらぶらしててはいけないようです。

リヤスポイラーもいわれました。バンパーより後ろに出てはいけないようです。測定ラインに後からはいれと言われましたが、構造変更をしているひとは必ず測定しないといけないのでついででいいでしょう。

これでやっとラインにはいれます。…と思ったら休憩時間に入ってしまいました。勝手に入ってしまったので係員の人に注意され、20分ほど待ちます。なおかつ運が悪いことに、ラインの先頭です。

「前の人のやることを真似していけば…」などという甘いことはいってられなくなり、一発勝負になりました。予備検査を受けてなければえらいことになっていました。

やることは予備車検といっしょです。楽勝です……なんて思っているから引っかかるんですよね〜

光軸で引っかかってしまいました。どうやらラインにまっすぐに入っていなかっただけです。

言い訳ですけど自分のスープラはハンドルを真っ直ぐにしても車は真っ直ぐに進んでくれません。

やっぱりハンドルぐらいまっすぐにしとかないとだめですね。

さていよいよこの検査の本番、下回り検査です。書類を渡し車の中で待っています。…・結構時間がかかりましたが、あっさり O.K 心の中でガッツポーズです。 そのまま測定ラインにいきます。

そしたら誰も並んでいません。ラッキーと思いつつ、はいっていこうとすると看板に「スペアタイアをおろせ」と書いてあります。こういう事はラインに並ぶ前に書いといてくれないとだめですよね〜 後ろに誰もいなかったのでラインを逆送します。駐車場でスペアタイアをおろしもう一度いきます。

相変わらず誰も並んでいないので、そのまま入っていっても何も指示がありません。窓口の係員に聞いてみると「なに計るの?」と聞いてきます。どうやらここはラインと違い、書類を渡してから計るみたいです。またもや真っ直ぐに入れず図り直したりしましたが、心配していたスポイラーもいいようでそのまま O.Kでした。が、それにしても80スープラNAで1480キロとはいったいどうしたことでしょう?いったい何をつめばこんなに重くなるんでしょうか?なぞは深まるばかりです。

ラインを出て車を駐車場に止めて総合ボックスに書類を取りにいきます。帰ってきた書類を見てみると… なぜか合格しています。封印と光軸で落ちているのに気が付かなかったみたいです。

このまま出してしまおうかとも考えたんですが、このレポートを見ている人たちに申し訳が立ちません。その事を係員の人に話すとやっぱりだめみたいで、再封印をしてからもう一度ラインに並ぶようにいわれました。再封印は簡単にできたんですが、問題は前のナンバーです。何とかぐらぐらしないようにします。照りつける太陽の下、車の中にあったステーと工具でアングルを作ります。30分ぐらいでなんとか動かないようにはなりましたが、お世辞にもきれいとは言えません。これでとおるとはおもえないですが、ラインに並んでしまいます。そしたらなんとまた休憩時間です。しかも次に始まるのが90分後です。あのまま書類を出していれば…と車の中で後悔していると、一人の検査員がやってきて「最後にいいよ」といってくれるではないですか!この時ばかりは神様を信じずにはいられませんでした。 しかも封印の検査だけで前のナンバーを見ないで終わりです。今日初めていいことがありました。

順調にラインを抜け、総合ボックスではんこを押してもらいます。

後は書類を出すだけ!もう終わったも同然です。 …なんて思いながら時計を見てみると11:50

あと10分でなが〜い休憩に入ってしまいます。広い車検場をダッシュで駆け抜けます!急いで9号様式(これはコピーができませんでした。書くところも少ないので係りの人に聞けばすぐ分かります。)」を書きぎりぎりですべての書類を出します。そしたら「350円の印紙を貼ってください」だそうです。また急いで買いにいきます。着いたと思ったら財布を忘れたことに気づき、またまた車までダッシュです。どうにか350円の印紙も買え、すべてを出し終えます。出し終えたところでその人はご飯を食べに行ったようです。どうやら自分で最後みたいです。本当にぎりぎりでした。

長くつらい半日が終わりました。新しい車検証をもらったときには小さいガッツポーズをしていました。

最後に……今度からはプロに頼もう!

 6枚目の2号は陸事の人が書き直してくれたやつです。


TOP