2001/08/23

シートを作ってみよう!!

 

 

ZERO1の運転席は、途方もなく狭いのです。

これは、他のセブンに比べても狭く

広いのは足元だけなのです。

そのため、スーパーセブン用に売られているシートでも

ZEROには入らないことが多く、

通常のシートなんて、夢物語なのです。

 

それが、なぜRECARO(SP−G)なのかというと

座面の部分を削りまくれば、収められそうだからです。

 

で、結果からですが

とりあえずは収まりました。

削ったのが座面部分だけなので、ホールド感も

申し分ない状況です。

しかし、シートベルトが使用不能

いったんはめたら出てこない

などなど、不具合が沢山です。

 

そこで取った方法が、

複製

です。

テープが張ってある部分が削った所です。

シートの表皮がめくれないようにかりどめしてます。

 

FRPで複製するんですが、当然このままでは無理です。

あいては布ですからね。

しかも、布の折り目がありまして

そこを消さなければいけません。

 

布を覆い、なおかつ折り目を整形しようと

すると、膨大な量のパテがいります。

そうなると、普通のパテを使ったんでは

いくらあっても足りません。

 

そこで使ったのが・・・

石膏です。

はじめて使ってみました。

いやはや、つかいやすいねぇ〜

ちょっともろいのを除けば、型材としては

とても使いやすいです。

 

塗っては削り、塗っては削り

3回ぐらいで大体完成。

 

そのご、気に入らない部分にパテを入れ整形

それを3回くらい繰り返し

サフェーサーを塗ります。

これも3回繰り返し、ようやく完成。

 

これを作る時間分働いていたら、

間違いなく特注できたでしょう…

 

ワックスを塗りたくり、乾燥させてから

FRPを貼っていきます。

3〜5プライぐらい貼っていきました。

これくらい大きくて、複雑なものになると

結構貼るのも大変なんですねぇ

しかも、樹脂とマットが大量にいるので

失敗は許されません。

 

 

乾燥して、離型したのがこれ。

 

 

 

 

 

 

 

なぜ、3つにわかれているんでしょう(iдi)

ヒビがはいったとか、そうゆう次元ではなく

離型の際に割れた破片がどっかにいってしまうという

完全なる失敗です。

 

原因は、まったくワックスが効いてない事でした。

大部分を石膏部分から剥がしました。

 

やはり、ボディー用のワックスじゃ

無理なのか・・・

ブルーワックスも使って、2回かけたんだけどなぁ

 

 

格闘の痕です

最初は丁寧に剥がしていましたが

まったく歯が立たず

ハンマーとプライバーという、壊し系の道具を駆使し

ときには地面に叩きつけたりしながら・・・

やっとのことで剥がしました。

 

もうすでに、原型をとどめてないですな・・・

 

 

ということで、完全な大失敗です。

量産して助手席にも・・・などという夢は

オス型ともども崩れ去ってしまったとさ。

 

次はちゃんとワックスをかおっと・・・

 

 

現在、破片を使ってシート作り再開中

 

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