2003/04/21

初めてのガンカスタム

P90プルバップ フローティング スナイパーライフル!

 

 

 

現在の私の愛銃。p90

性能的にはまったく文句はなく、形さえ許せるなら

サバゲに使うには文句なくお勧めです。

 

しかし、もともとスナイパーがよくて「PSG−1」を買った私。

大きく 重く、 とり回しの悪い銃がすきなのです。

(上の写真のスコープは、せめてものあがき)

 

大体私が普通のガンで満足できない体だとはわかっていました。

サバゲにガンを持っていったときに、「なにそのガン?」と聞かれるのが理想です。

しかし、珍しければ珍しいほど値段の高くなるこの世界。

しかも、値段と性能が反比例してしまうこともある厳しい世界です。

サバゲは素人の私にとって、性能低下は避けなければいけません。

過去にセミオートで痛い目を見てます。

 

そんな状況の中、残された道は「p90カスタム」しかありません。

そんな時目に付いたのがこのガンです。

 

 

ワルサー WA2000です。

奇しくもPSG−1と同じくセミオートスナイパーです。

 

この写真を、遠めに見てみると・・・

P90と似ていません?

両方ともプルバップだし・・・

 

そんなわけで、なんちゃってWA2000

「PA9000 プルバップ フルフローティングスナイパー」

製作記です。

製作に参考にしたものは、上の写真のみです。

本物は見たことないですので・・・

 

 

今回のカスタムで、唯一買ってきたGUNの部品。

スコープの上に見えるのはAK47用のインナーバレルです。

P90のバレルに比べ、倍以上長いです。

組みこみはボルトオンですが、サイレンサーから飛び出るぐらい長いです。

 

そんなわけで、このバレルとサイレンサーをフルに使える長さの

アウターバレルを作ります。

 

純正コンペイセンターに鉄パイプを接着。

反対側は旋盤で削り出したものを溶接です。

(上にある黄色い棒が純正バレル)

AK47バレルはサイレンサーの根元まできています。

 

本体側アップです。

逆ねじのめねじはどうやっても作れないので、純正部品を

使っちゃいました。

旋盤でコンペイセンター内径とアウターバレル外形をぴったりに

作ったつもりでしたが、ちょっと緩々でした。

しかしこの部品、アルミなんですね。

手持ちの部品は鉄パイプしかなかったので、溶接不可です。

異種金属用のマグナ溶接棒も使いましたが、まっすぐに

とりつけることが出来ません。

長いインナーバレルを支える部分なので、どうしても正確に

まっすぐのものが作りたかったため、POR−15を使用した

接着にしました。

インナーバレルを組んだ状態で、アウターバレルを組みこんで

接着剤を塗布、その後ガンを縦にして一晩置いておきました。

POR−15の接着力は半端ではなく、絶対とれないです。

 

サイレンサー側です。

逆ねじを切るのは初めてですが、なんとか成功しました。

久しぶりに旋盤が本領発揮です。

 

このアウターバレル製作だけで、どのぐらいかかったことか・・・

 

 

ちなみに、この状態で発射可能です。

これからの作業は性能にはまったく関係ないものばかりです。

何度ここでやめようかと思ったか・・・

 

 

 

パソコンやガン、プラモデルなどのHPを見ていますと

みなさんのカスタムは、それはそれはすごいものばかりです。

車が、部品を組みかえるだけ・・・という作業がほとんどなのに対し

これらは0から1を作っていく感じで、いつもレベルの差を感じていました。

車いじりはレベルが低い・・・

そんなことを思っていたこともありましたので、ちょっとがんばってやろうかなっと。

 

そんなわけで、まずはロアーレシーバー。

3ミリのABS板とそれを切るカッターです。

このカッターはほんとにすごい。

これがなかったら、まっすぐに切ることなんて不可能でした。

 

このプラ板を使って、箱型のものを作ります。

じゃーん。

接着はアロンアルファとプラリペアです。

ざっとした寸法は測りましたが、フィーリングの部分が多いです。

 

これをとりつける、P90側の加工です。

やはり、出来るだけ穴をあけたくないので

必要最小限の加工を考えます。

 

P90レシーバ コンペイセンターすぐ下の部分に、このような穴をあけます。

 

Jスピードナット? そんな名前のような気がします。車の部品です。

よく、フロントナンバープレート取り付けに使われています。

 

組み合わせると、こんな感じ。

M6のナットを取り付けることが出来ました。

 

このナットを利用して、さっきのロアレシーバーを取り付けます。

こんな感じ。

顎みたいで、かっこわるいねぇ。

 

ちなみに、細かい数値は全部フィーリングです。

出来あがり予想図等もないため、かっこいいかどうかは

つくってからでないとわかりません。

 

こんどはアッパーレシーバー?を作ります。

まずはとりつけステー

フィーリングで作ったアルミ板を、P90のアッパーレシーバに

とりつけます。

これの本体側の加工は、

P90TRにしか出来ませんが、くぼみを埋めるスペーサーを

ジュラコンで削り出し(やすりとハンドソー)、穴をあけます。

スペーサーは両側必要です。

これで本体側の加工はおしまいです。

あけた穴は3つで、この位置なら社外品のカスタムパーツを

装着することにより、全部隠れる位置になります。

ちゃんと、失敗した時のことも考えておかないとね。

 

下がローマ字表なのは見ないことにしましょう。

 

アッパーレシーバーはただの棒なので、アルミの棒を切っただけです。

タップでねじ穴を切ってあります。

とりつけ状態です。

下の写真は参考にしているWA2000の写真です。

サイレンサー根元に縦についてる黒いのはただの棒で、

イメージを少しでも完成に近づけるために付けてます。

 

上下レシーバーを止めるものは、写真ではどんな感じなのか

わからないため、散々悩みましたが、とりあえず

アッパーレシーバーと同じもので作りました。

 

 

ふう〜

ものすごい苦労しましたが、なんとか形になりました。

 

製作したものの構成図です。

 

ちゃんとアウターバレルをフローティングさせています。

サイズ的にぎりぎりで、なおかついいサイズのドリルが無かったため、

10tのアルミ棒にホールソーで穴をあける羽目に。

穴を開けるだけで30分ぐらいかかりました。

 

本体との固定、レシーバー同士の固定は全部ねじです。

そのため、簡単に分解可能ですし

フィールドストリップも、蝶ねじ2本を外すだけで出来るようにしてあります。

このあたりはフィーリングで作った割には、とてもうまく行きました。

 

サイレンサー付け根部分アップです。

構造がわかるかな?

 

組めることが確認できたので、塗装に入ります。

ロアレシーバーはパテで表面を整形。

そのままでは強度が不安なため、内部をFRPで固定してあります。

あと、先っぽのほうがさびしかったのでふくらみを作りました。

 

左上のパイプは配管用の塩ビパイプの異系パイプです。

とあることに使うため、一緒に塗装します。

 

パテで黄色いロアレシーバーの形が違うのがわかるかな?

 

 

 

こんな感じで、針金でつって塗装。

 

まず使った塗料は

大理石調スプレーです。

これだけで、2200円もします・・・

絶対ぼったくりだよねぇ。

 

2〜3回吹くとこのような感じです。

ガン本体のつや消しのしぼ加工風に仕上げるための下地になります。

粘度の高い塗料を使えば、この塗料に頼らなくてもできますが

均一に作るのは非常に難しいため、傷なども隠れる

この塗料が便利でしょう。

しかし、ちょっと荒すぎます。

 

塗料はもちろん車用です。

サイレンサーの色とあわせました。

乾燥作業中です。

 

表面のアップです。

う〜ん やっぱり凸凹が大きすぎるような気がするんだが・・・

 

 

しかし、これでかんせ〜い!!

全部組んでみると、このような形となります。

どう?結構いい感じではないかね?

ロアレシーバーは長いドライバーで外します。

緑が追加したねじです。

一緒に塗った塩ビパイプはスコープにかぶせてます。

加工なしでぴったりなんですよね。

 

アップです。

色をサイレンサーで合わしたのは失敗だったかな?

表面も凸凹すぎるしね。

でも、持ってみた感じは悪くないです。

 

厚い塗料を塗ったおかげで、クリアランスがきついです。

一度組んでしまえば、早々バラスものではないのでこれで良しとしましょう。

 

本来なら、これにバイポットがつくわけですが、さすがに面倒です。

サバゲではほとんど使いませんし。

社外品で取り付けできるものは無く、当然作ることになりますが

ちょっと複雑すぎます。

かっこいいバイポットを作る自信は無いなぁ。

 

いちおう片手で持てますが、おもいっす。

計ってないですが、M4より重い気がします。

しかし、重心が真中あたりにきているので、バランスはいいです。

 

まだシリンダを変えていないため、実射性能はそれほど変わっていません。

ちょっと玉がまとまったかな? ぐらいです。

この辺は今後にとっておきましょう。

 

似てるかな?(^^;)

 

これからのサバゲのメインウエポンです。

 

 

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