2003/06/16
テールランプを交換してみる
(結構無理矢理)
ZEROをいじるのは、どれくらいぶりだろうか?
サーキットを走ってから、ずっと乗っていなかったので
半年以上、触っていなかったことになる。
ごめんね、ZERO・・・
そんなわけで、乗らなかった原因の一つ
テールランプの不具合について直しました。
初期型ZEROで車高を落とすと、フェンダー内側に張り出した
テールランプとガソリンタンクのパイプに、タイヤがあたってしまうという
致命的な欠点がありました。
いままで、何とかしてクリアしてみようとしましたが、
前回のサーキットで、とうとう左テールランプの配線を引きちぎってしまうという
痛ましい事件がおきてしまいました。
これによって、テールランプが使えない状態になり
ZEROから遠ざかってしまう毎日が続いたのでした。
そんな現状を打破するため、とっておきの方法で解決します。
ずっとプランはあったんですが、あまりに大胆すぎて
実行する勇気が出なかった作戦です。
まず、純正テールランプを取り外します。
配線がなくなった方のテールランプです。
5本のうち3本が切れて、一本剥き出しになってます。
ちなみに、ガソリンタンクの配管のほうにも
接触した形跡がありました。
こわいねぇ。
さて、当然これをこのままつけても
元の木阿弥です。(もとのもくあみ=また一緒)
違うテールランプを探して取り付けることになります。
セブンの世界ではけっこう一般的で、四角型から
丸型に変えたりなんか、けっこう見ます。
ルーカスのカタログなんかにも、凡庸ランプが載っているようです。
そこで、うちのZEROも丸型に変えてやろうと思います。
とうぜん・・・
国産車からの流用です。
さて、どんな車種から持ってきたでしょう?
とうぜん、そのままで付くはずありません。
穴は隠れんは、浮きまくりだわ、いいことありゃせん。
しかし、これを無理やりつけていくのが「男」です。
パテなんかが乗りやすい様、塗料を剥がします。
光岡が出荷前に、フェンダーの不具合を治す様子がわかったり
面白いものが見れました。
また、テールランプが少しでも落ち着くように
邪魔になる部分をカットしています。
テールランプも取り付けしやすいように、削ってあります。
ウインカーとテールとブレーキランプがワンテールになっています。
(ちょっと暗いが)
左右同じ高さにしないといけないんですが、
フェンダーから左右同じ高さでないことがわかってしまったので
図りようがありません。
そのため、全て目視になります。
左右同じかな?
テールランプの傾きも合わせないといけません。
目視はつらいなぁ。
さて、位置が決まったら、取り付けなくてはいけません。
とうぜん、取り付けステーなんてありませんので・・・
接着になります。
FRPにて、もっともフェンダーと隙間の少ないところに
マットを張って何とか仮固定します。
仮固定まで出来たら、フェンダーを外します。
ずいぶん車が汚れちゃいました。
バギーみたいなZEROです。
これはこれで、けっこうかっこいいと思います。
さて、ここからが大変です。
複雑な曲面を、何もない空間上に作らないといけません。
まずは、まっ平らな部分にアクリル板を張ります。
側面はこれだけでいけますが、残り3面はつらいです。
そこでとった方法が・・・
針金作戦です。
作りたいライン上まで、針金で骨を作ります。
この上にFRPマットを張り、基礎を作っていきます。
さすがに量が多いので、大変でした。
テープで横のラインも作ります。
FRPが張れさえすればいいので、強度的なものは
関係無しです。
ひとまず完了。
これで土台が出来ました。
これが乾燥したら、足付けをしてパテを塗ります。
きもちわるいねぇ。
使ったパテは、ロックペイントの試供品
なかなかよかったです。
こういうのじゃないと、新製品は怖くて試せないです。
ここからは、ひたすら削っては盛るの繰り返しです。
気に入ったラインが出るまで、それはそれはつらい作業です。
3種類のパテを使って、5〜6回盛ったかな?
下地があんななので、かなり盛り上げました。
それでも、パテはけっこう軽いので
フェンダー自体の重さもそれほど増えていません。
ちょっとメリハリがないラインですが、ほかにやりようがないので
こんなもので十分でしょう。
針金が出てこなくて、助かりました。
サフェーサーを塗って、あとは塗装のみの状態です。
しかし、テールランプをクリアしたとしても、
もう一つ問題が残っています。
それは、ガソリンタンクの給油口の問題です。
給油口は、一回改造していて
ぎりぎりまでタイヤをよけるようにして作りましたが
それでもあたってしまいます。
これは、中途半端な改造では回避しようがありません。
それに、ただでさえガソリンがうまく入っていかない構造に
さらに給油口の配管を狭めてしまったので、給油は付きっきりです。
これはめんどくさいんです。
ZERO1のガソリンタンクです。
上部に見える、パイプ上のものがガソリン給油口につながるパイプです。
こんな位置にあっちゃあ、満タンにならないよねぇ。
そこで、こいつを移設します。
タンクの隅っこにあるのが、新しくつけた給油口になります。
何用か忘れましたが、国産のスターレットクラスです。
元の部分は、メクラを作って蓋をします。
当然溶接を使いましたので、水を入れたままで
溶接をしました。
そのさい、ガソリンタンクの容量を量りましたが
40弱ぐらいでした。
さびが浮いていたので、黒で塗装。
下面はアンダーコート塗装です。
そこで気になる、純正給油口はダミーとなりました。
左側にうっすらと茶色に見えるのが、あたらしい蓋です。
ちょっと給油に不便かな?って感じがします。
しかし、タンク直通のため、給油スピードはマッハです。
まるでバイクです。
こんな部分です。
ロールバーがなければ、もっと楽なんだけどね。
ガソリン給油口の裏側です。開いていた穴は
テープで埋めました。
タイヤハウス内ですので、これで十分です。
こちらはテールランプ裏側です。
このままでは飛び石が怖いので、せめてカバーをつけます。
プラ板をはって、アンダーコート塗装。
ガソリン給油裏側も塗装。
ガムテープもわからないでしょ。
これで、全て完成です。
さて、気になる出来上がりですが・・・
う〜ん 70点。
もうちょっとラインがほしいです。
のっぺりしちゃってる感じだね。
でもまあ、実用上はまったく問題ないので
しばらくこのままで行きます。
ただ、バックランプが無いです。
しかし、このモデファイには恐ろしい弱点があります。
それは・・・・
テールランプが割れたら交換できない
などという、まことに男らしいことになっております。
割れたらフェンダーから作り直しだからね。
こわいねぇ。
ぶつけられたら、いくらふんだくれることか(^^;)
あとは、オイルパンさえ何とかすれば
さらに車高を落とすことが出来ます。
アルミ鋳物の溶接なんて、無理っぽいんだけどなぁ。