2004/12/01

月刊レストアマガジン

涙の「ザ・マイカーメンテナンス」廃刊号(マジ涙)

取材中フォト ほぼ1日がかりで取材していってくれました。

本当に打ち切りなんだそうです・・・

これからの日本を背負っていく雑誌だと思ったのに・・・

車弄り雑誌がたった4号で結果を出そうと思うのが間違いだよね?

まってるから・・・ずっと待ってるから・・・

 

 

そんなわけで、気を取り直しまして

ヨタハチの本 整備書を準備しました。

本物は当然ありません。

コピー製本されたものが売られているんですが(これって合法なの?)

これでも結構な値段がします。

そこで、豊田市市民の特権を生かし、市の図書館で

整備書を借りてきます。

車の本は、ほとんどのものが置いてあります、

 

それを、ひたすらコピー

お店の人に怪しまれながら、3日かかってひたすらコピー

ファイルも買ってきて、自分で製本してみます。

ファイル込みで合計5000円ぐらいかかった気がしますが、出来上がりました。

 

これだけ分厚いです。

兄弟車のパブリカも組み合わさっているので、ヨタハチ関係は

半分ぐらいなんですが、せっかくなので全部コピーしてます。

昔の車なので、配線図が1ページです。

昔は良かった。


プレスライン製作

左が本物 右が想像を含めて復元したものです。

プレスラインがあるんですが、作ってません。

見えない部分なのでそのままで行こうとしたんですが、

作れないんじゃないかと疑われていしまうので、

適当に作ってみました。

 

下の形を参考に、木のブロックにベルトサンダーで掘りました。

それを元にして鉄板を伸ばしていったのが右のものです。

ちょっと小さいかな?

 

まあ、アンダーコート塗っちゃえば、本物っぽくなるさ。

見えないけど。

 


運転席足元製作

 

さびた部分を切り取ったら何もなくなった運転席足元

複雑にもほどがある鉄板を、継ぎ足し 板金して 作っていきます。

 

黒い部分がかろうじで残っていた部分。

大体の形が出来たところで、細かい部品を製作 取り付けていきます。

 

左下の穴は、トーションバーが通る穴です。

ちゃんとパイプ状にして溶接しています。

右側のステーみたいなものは、アクセルストッパーです。

 

ボディー側のさびた部分を溶接、防腐処理をします。

黒い部分がアンダーコート シルバーがジンクスプレーです。

溶接部分は気を使って防腐しています。

溶接しちゃうと完全に袋になるので。

 

完成。

非常にスムーズに進んでいるように見えますが、恐ろしい手間がかかってます。

仕事でやったら、これだけで10万以上は確実です。

作業時間3〜4日かかってます。

短いようですが、2ヶ月ぐらいかかってますからね。

 

こちらは助手席側。

さあ、完成はいつごろだろうか?


センタートンネル下側製作

これを作ります。

当然半分以上形がなくなっていますので、想像を膨らませて

元の形に直していくんですが、ひとつ問題が。

非常に複雑なプレスラインが4箇所 同じ形でついています。

ハンマリングだけで作るのは至難の技、というか無理です。

なので、型から作ることにしました。

 

2ミリぐらいの帯鉄をつかって、プレスラインを作りました。

この上に鉄板を乗せて、ハンマーで叩くだけの簡単なものです。

上の鉄板は試しに叩いてみたものです。

型無しではこの形は無理ですね。

 

出来たものがこちら。

 

なぜかピンぼけばかりですが。

それなりにきれいには出来ていると思います。

ハンマー跡まで消す元気がなかったので、少々荒いですが

実用には耐えると思います。

 


さて、実を言いますと

今まで貯めてきた作業はこれで終わりになり

次回からは実作業とレポートがリンクする形になります。

オールドタイマーですら2ヶ月に1回なのに、こちらは月一

なおかつひまな日曜日しか作業が出来ないので

(11月は作業無理でした)

おそろしく牛歩な歩みとなることでしょう。

 

あきれて見放さないようにお願いします。

 

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