2005/02/01

レストアレポート 2月号

 

1月は本当に仕事が忙しく、休みが正月だけで

3日ほどしかヨタに触れていません。

2月はもっとやばそうです。

 

まずは前回溶接できなかった、センタートンネルを仕上げます。

後ろ側

ミッション部分

足元側

 

なんとか前から後ろまでつながりました。

これで足元と、センタートンネル側、リヤの半分まで終わったことになります。

(運転席側だけですが)

さて、これでようやくサイドシルに入るわけですが

サイドシルアップ

手ごわそうです・・・

前回問題のあった、なぜか3枚重ねのサイドシルリヤ部分。

そのままでは朽ちるのは見えてますので、残念ながら作り直しです。

 

切り取る前に鉄板を作っておきます。

形がわかっているものなので、これぐらいは楽勝です。

ただ、細かい部分は取り付けてから仕上げることになりそうです。

 

きれいさっぱり切り取り。

切り取った部分の断面図。

レストア車は、これぐらいのパテは普通です。

はんだの上にパテが大量に盛ってあります。

まあ古い車のサイドステップなんて、そんなものです。

 

3枚重ねの謎を解くために、がんばってパテを剥がそうとしましたが

あほらしくなるほど手ごわいので、丸ごと燃やしてみることにしました。

 

燃やしてきれいにした鉄板です。

写真からではわかりにくいですが、実に面白いことが

いろいろわかってくる部品でした。

 

まず、この車のサイドシルは2回大規模な補修を受けています。

おそらく1回目は20年程前、次は10年ほど前ではないかと推測されます。

さらにいえば、おそらく同じ人が作業していて、レストアが得意な人ではないはずです。

1回目の修理は、腐っていたサイドシルを覆うように鉄板をかぶせています。

その際の接合は全てはんだで、板金もかなり適当です。

使っているはんだから、このときはフルレストアをしたようです。

(ガソリンタンクもフェンダー取り付けも同じはんだ)

当然すぐに錆びてきますので、さらにその上から鉄板をかぶせています。

今度はMIGで止めていますが、またも被せるように

板金も適当につけています。

このときはサイドシルとフロアを適当に補修したようです。

当然元のラインから大幅に狂ってきますので、クォーターやら

ドアやらにパテを盛って、なんとか形を作っている様子でした。

そんなわけで、色を剥がし始めると止まりません。

どんどん進んでいきました・・・

 

クォーターはやらないはずだったんだけどなぁ・・・

 

オーバーフェンダーの先端のさびやすい部分は

錆穴を全てはんだで塞いであり、どうしようもない状況になってます。

 

どう控えめに見ても、オーバーフェンダー部分は切り取るしか

ないような気がします。

インナーフェンダーも含め、超複雑な板金なんですが・・・・

気が重いところでタイムアップ。

このまま夢にまで出てきそうです。

 

 

TOP