2006/08/02
なんとかレストアレポート 8月号
今月は多少は進みました。今までが
サボりすぎただけですが・・・
今月の衝動買い
高速カッター
日本製の200V機ですが、新品で5500円!
低価格競争もここまできましたか・・・
もちろん性能も問題ありません。
バンドソーとどちらを買おうか悩みましたが、私の性格には
こちらのほうが合っているようです。
高速カッターで切り刻んだ鉄で、フライスの素材固定用のパーツを製作。
まだまだ改良の余地アリですが、こんなことやっていてもヨタハチは直らないので
錆び車の前に立つことにします。
もうずっとこの状態の気がしますが・・・
それでも右側面はほぼ終わりました。
あとはスポット溶接だけです。
何回使ってもその重さに耐えられないスポット溶接機。
今回は溶接しにくい部分なのでなおさらです。
これはフェンダーアーチ部分のアップです。
ちょっと弱いような気がしますが、まあ問題ないでしょう。
MIGで溶接するよりはるかに簡単で綺麗です。
ここまでで右側面の鈑金作業はほぼ終わり。
ようやく・・・ようやく違う場所に移れます。
一見綺麗そうなリヤ。
レンズ、バンパー マフラーなどを外してみましたが
特に固着もなく、この車らしくないです。
外したマフラー ちょっと前までは新品が出たみたいですが。
水抜きの穴が空いてます。
錆び防止にはいいだろうけど、本当だったら車検通らないよね。
バンパーの一部
アルミでできており、一部割れあり。
苦手なロウつけをしなくちゃいけません。
まあいつでもできる細かいところはおいといて、とりあえず塗装を剥がします。
「塗装は全剥離しない」などと言っていた昔の自分が
信じられません。
比較的綺麗なこの部分は、過去の塗装状態がよくわかります。
赤だけで4回塗装をしたみたいです。
元色はシルバーなんですが、黄色にもしてあったかもしれないです。
(防錆剤の色かもしれないので微妙)
さらに塗装とパテの重なり方から、2回目に赤を塗った人が
結構いいかげんな作業をしたんではないかということが予想されます。
まあそんなことがわかったところで、車が治るわけではないのですが・・・
剥離完成。全体に3〜5ミリぐらいの塗料とパテが塗ってありました。
約2時間掛かりましたが、かなり早いほうだったと思います
厚い塗料とパテを剥がす場合、CNCベベルが使われることが
多いですが、それほど研磨力が強いわけでもなく
曲面にもそれほど強いわけではないので使いにくい、なにより高すぎます。
サンダーの歯はほとんど試しましたが、もっとも使い勝手がよかったのが
メタコンディスクやらディスクペーパーやら、そんな名前で呼ばれている
CNCベベルを板状にして、バックプレートにはさんで使用するものです。
こんなの。
素材はそれほど代わらないので研磨力はベベルと同程度ですが
値段が安いのと(安いところで1枚200円以下)曲面に
非常になじんでくれるため、ほとんどの部分をこのサンダーだけで剥離できます。
ヨタハチのリヤ部分は9割以上これだけで剥離しました。
剥離部分を下から見たところ。
錆びていると予想したレインドリップ
朽ちていると予想していたテールレンズ周り。
どうにも程度がよすぎます。
錆びて穴が空くどころか、なぜパテが塗られていたのかがわかりません。
そんなわけでリヤ周り鈑金終了。
とうとう左側の作業に移ります。