2006/11/03
レストアレポート 11月号
相変わらずこいつと格闘しております。
車両本体をいじらないのは・・・
こんな感じで埋まっているため、掘り起こすだけで
貴重な自由時間がなくなります。
(すでに休日という表現が出来なくなってきた)
貴重な溶接棒を無駄には出来ないし、やみくもにやっていても
どうにかなるものでもないと判断し、アルミ専用硬ロウを購入
フラックスとセットで1500円もします。
アルミ鋳物のロウ付けは難しいことはわかっていたので、とりあえず
その辺のアルミパイプで練習
3本ほどロウ棒を消費したところで何とかくっつけることに成功。
今までの経験から学んだことは・・・
1.ロウをのせるというよりは、すりこむ感じ。
ワイヤーブラシでロウを刷り込むといい感じに乗ります
2.アルミを熱するというより、溶ける寸前のアルミに突っ込むという感じ
アルミの変形を恐れてはいけないようです。
3.綺麗にしようとしても無理
くっつけることに専念し、形は後で削って整形したほうがよさそう
そんなわけでこいつに戻ります。
溶ける寸前までバーナーで熱して、変形を恐れずロウを突っ込み
ゴテゴテにくっつけていくと・・・
何とか形になりました。
しかし5割ぐらいは接合不良が起こるので、その部分はやり直し
買ってきたロウ棒をすべて消費して何とか接合完了
全体を研磨してみると・・・
このまま磨いていけば、なんとか形になるでしょう。
正面部分はゴムパーツがつくため、どうでも大丈夫
裏側はこんな感じ。
これでステーがちゃんとつけば完成となります。
2ヶ月つづけてアルミになりましたが、ここまでこだわったのには
訳があります。
オイルクーラーなんですが、ステー部分に亀裂が入りオイルが漏れています。
これの修理を頼まれてましたが、自信が無くずっとほかってありました。
今回の経験を生かし、ロウ付け
研磨
こんな感じになりました。
多少たたいてもステーが取れるようなことも無いので、
とりあえずちゃんとついているんだと思います。
やっぱり溶接のほうが好きだなぁ・・・