2011/01/05
コスプレレポート 1月号
相変わらず何もやっていません
先月号は、大変に時間がかかりました。
こんなメモまで作って製作したレポートですから。
その反動で、約1ヶ月更新がなかったです。
いや、作業をしてはいるんです。
個人的に大変な事があったにもかかわらず、休みの日は
ずっと手を動かしてはいるんです。
円高の影響で、とうとう買ってしまった輸入工具。ビードローラー
ローラーを押し付けて、リブやフランジを作る機械です。
これも、全てレストアのため・・・
ではありませんごめんなさい
いま、こんなモノを作ってます。
ベルセルク キャスカの鎧です。
前号に出ていらした方との共同制作で、きぐるみを作る
事になりまして、私は鎧担当になりました。
と、いいますか、この共同制作を持ちかけられたことが
きっかけになりまして、前回のようなことになったわけです。
東京にも衣装合わせも兼ねていましたし。
鎧
絶対に手を出してはいけない物だと思っていました。
武器なら形を真似て好きなように作っていけばいいですが
鎧は当然着る事になります。
なおかつ、脱いだり動いたりすることができなければいけません。
なおかつなおかつ、私が着るものではないために
想像上の体に合わせてぴったりのものをつくる必要があります。
それ、無理ですよ・・・
通常、コスプレ用の衣装は「ライオンボード」と呼ばれる
スポンジとプラスチックの中間みたいな素材を使うことが多いです。
(ライオンボードを使った兜の一例 )
簡単に曲がり、カッターで切れて、軽くて、接着も可能と
いいことずくめなんですが、
私はそういう系統の造形をする人ではないのです。
おそらく無理だと判断し、目標を設定します。
ちゃんと、防御力を持たせようと。
FRPメインで作っていくことになりますが、型をどうするかです。
手っ取り早く、こんなモノを準備して。
中に新聞を詰めます
こんな感じにして・・・
石膏で形を作ります。
直接FRPを貼る
抜く
胸当て部分
この後、頭が入らないことが分かり
前後分割式にします。
2次元のものを3次元の立体に持ってくる場合、いつも苦労するのが
3次元では絶対にありえない形なことが大変に多いです。
この鎧に関しても、そのまま作ると肩が動きません。
液体金属のような物で作らないと、どうやっても肩が動かせないんですが
着る以上はそんなわけにはいかないので、構造を考えてやる必要が有ります。
FRPでは試行錯誤をしながら形を作っていくことが難しいので・・・
ごめんね、着る人。軽くなくてごめんね。
でも、これなら防御力凄いから。
そんなわけで鉄板で製作
肩からどうやったら繋がるか、ものすごい考えつつ
作っていきます。
この作業が本当に苦労しました。
きぐるみの顔部分
私の担当ではないですが、共同制作なので
どっちかがダメになっても完成しません。
型から抜いて、形状を簡単に修正したところ。
2月のワンフェスに出す予定ですが、間に合うんでしょうか・・・
ニコニコ生放送をするために、iPod用の
撮影用の台を製作。
全塗装の様子を生放送とかしてみました。
大変に地味な放送となりました。