2007/05/10
値段を掲載しているものがありますが、部品代 補修 追加塗装 代車代などが
含まれています。同じような作業をした場合でも、金額が変わってくることが
ありますので注意してください。
Y31シーマです。
実はコレ、すでに全塗装を受けている車両です。
それもただの全塗装ではなく・・・
後ろがこんなオーバーフェンダーになっていたり・・・
前もこんなことになっています。
今回の作業内容は、
青メタリックに全塗装 ドア中も
オーバーフェンダーを、現在のホイールとツライチになり、
なおかつ純正っぽく仕上げる。
エアロパーツの取り付け
以上になります。
その中で最大の問題点がオーバーフェンダーの再加工です。
ただでさえ難しい加工を、すでに加工してある状態からの
作業しなおしはかなり難しいです。
とりあえず大量のパテの剥離から始めるため、所定の位置(ヨタハチの隣)に移動
じゃんじゃん削っていきます。
リヤはこんな状態。
う〜ん・・・どうしましょうか・・・
タイヤに貼ってあるマスキングテープは、法律上のタイヤのツライチの基準になる位置です。
このラインの面の何処かがフェンダーより出ていると、車検に通らなくなります。
そのため、単純にタイヤのラインだけを見ていると車検に通らないことがあります。
フロントはこんな感じ。
ガムテープが貼ってあるところは、鉄板が足りない部分です。
それでもフロントは単純な一枚の鉄板なので、加工もそれほど
悩むことはないです。単純にデザインの問題ですね。
フロントフェンダーはコレだけ切込みを入れて、外側に出す必要がありました。
たりない部分を溶接、整形して完成
あとは整形
問題はリヤ。もしちゃんとしっかり加工をするなら、
適当に形を作ってパテで整形。ある程度形が出来たら
それをもとに鉄板で製作、インナーパネルも製作して
パテで整形したオーバーフェンダーを切り取り 張り替えというような
それはそれは大変な手間とお金がかかります。
なので妥協点として、アウターのみ大雑把に鉄板 溶接で整形
細かい部分の整形はパテによるものとします。
そもそも純正っぽい形にすることに無理がある形状ではないかと・・・
ピラーの部分が細すぎるのに、結構な量を出さないといけないので
デザインをどうしようか悩みに悩みました。
オリジナルで作る場合は、こういったところに時間を取られて大変です。
何とか整形
あとは塗装一直線
サフェの面積から、フェンダー以外にもかなりの部分を補修してるのが
わかるかと思います。
さて完成
写真で違いはわかりますかね?
これで「たぶん」車検は大丈夫です。
「たぶん」は、車高やキャンバーによってタイヤの位置が変わってくるためです。
また、オーバーフェンダーにしたからといってタイヤがフェンダーとあたらないか
というのも別問題です。
通常の状態でちょうどいいクリアランスにすると、タイヤを切った状態で
フルバンプした場合など、かなりきわどいことになる車種が多いです。
フロントはこんな感じに。
バンパーとモールによって、加工できる位置に制限が出るために
これがフェンダー単体の加工でできる最大限ではないかと。
ルーフ
もちろん他の部分もちゃんと塗ってます。
今回の作業はモールなども交換して430000円になってます。
たぶんかなり安いです。