2001/07/03    想像以上に長くなっちゃいました

メーター取り付け

 

本題の前に、ちょっと子ネタ。

写真が小さくて見にくいですが、

リザーバータンクを変えてみました。

左端のが新しく付けたもの。

右の置いてあるのが、純正のです。

(ニッサンって書いてある。たしか)

 

なにかの純正のを利用してるため、

あまりに不自然な形状です。

そのため、ずっと四角のリザーバーを探してたんですが

やっと見つけました。

ダイハツ、テリオスキット用を流用しました。

小さめに見えますが、容量は純正よりあります。

キャップ部分もボルトオンでつきました。

さすがにステーは自作する必要がありますが、

ちょっと純正ステーを加工すれば

違和感なく収めることができます。

 

 

ここから本題。

 

今回買ったのは、

オオモリデュアルメーター 油温 水温 機械式 です。

なんか、普通のメーターよりかっこよくない?

HPのタイトルのように、普通のメーターだけは

つけたくなかったんですヨ(^^;)

ヤフオクで、中古8000円にて購入。

 

しかし自分、機械式のメーターをなめてました・・・

 

 

箱を開けてびっくり!

センサーへの配線(みたいなもの)が長すぎ!

車より長いんでやんの。

 

実物はえらいチープ・・・

メーター部分は写真どうり、結構かっこいいんですが

軽いし、分解できないですし・・・

メーター、もしくはセンサー壊れたら

全部交換しないとだめなようです。

 

さらに、一番の問題

メーターとセンサーを繋ぐ配線です。

超太いです。

なんか、コイル状の真中を銅線が入っています。

 

センサー部分のUPです。

 

機械式温度計の利点で、

エンジンを切っていても温度を測れるというのがあります。

しかし、動作原理がまったくわかりません(^^;)

なぜ、こんな簡単な構造で

温度が計れるんでしょう?

コイル状の配線は、何をメーターに伝えているんでしょう?

わけわかりません・・・

 

最初、銅線で温度をメーター部分まで伝えて

メーターの中の、バイメタルの伸び縮みを

利用して、針を動かしているんだと

予想しました。

 

そうすると、銅線を温度が伝わっていくのに

かなりの時間がかかるだろう・・・と、考え

お湯をはったコップの中に、センサーを突っ込み

針が動くまでの時間を見てみることにしました。

 

・・・計るまでもなく、一瞬でした。

どういう動作原理かはわかりませんが、

電気が通ったように動く針には、

感動すら覚えました。

 

試しに途中の配線部分のみを

コップの中に入れてみました。

温度を伝えてるなら、これでも

針は動くはずです。

 

・・・衝撃の結果が・・・

なんか、ピクピク動きます(^^;)

絶対機械式の動きじゃないです。

接触不良のタコメーターのごとく

ビクビクしてます。

 

さっぱり訳がわかりません。

ここで、自分に残された道は2つ。

 

1.壊すことを恐れず、ばらしてみる

2.原理なんかしらんでも、使えるじゃん

 

今までの人生、8割がた「1」を選んできました。

そりゃあもう、いばらの道でしたさ・・・

せっかく買ったものを、一度も使うことなく

ごみとしてしまう、自分のおろかさを

なんど呪ったか・・・

そのたびに、

「もう、自分でやるのはよそう」

そう言い聞かせてきました・・・

(おもに中学生時代)

 

しかし、今まで失敗してきたのは

「技術がないから」

そう悟りを開いたのは最近です。

それなりに知識を得た今では、

テープをまきこんで止まった、ビデオカセットを

直せるまでに成長しました。

 

 

さて、なぜか人生論を語ってますが

センサー部分をばらしてみることにします。

構造がわかれば、配線を短くすることも

できるかもしれません。

 

センサー部分には、ネジなんかありっこないです。

センサー上部にポンチ痕があり、

それで、コイル状のものをはさみこんでいるようです。

なので、そこをドリルで揉みます。

 

案外簡単に、コイル状の部分は外れました。

が・・・

相変わらず、さっぱり原理がわからずです。

センサーの中に、タダ銅線が突っ込んであるだけのようです。

引っ張っても抜けませんでした。

これ以上探るには、センサー部分縦割りぐらいしか

思いつきません。

さすがに、8000円を無駄にすることもできず、

現在まで謎のままです。

配線も短くできないままです。

誰か教えてください。

 

。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

なんと、まじで教えてくれました

感激っす

解説は次のページ

。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

 

一つの仮説を立てますと・・・

センサー部分の先端に

バイメタルが入っている。

それが、銅線を伸ばして(押して)

メーターを動かす・・・

なんて、どうでしょう。

そうすると、センサーに付く、らせん状の部品。

これの差込具合で、メーターが表示する

温度が変わってくるかもしれないです。

ここで調整できるなら、メーターが狂った場合でも

なんとか使っていけそうですね。

(まったく確証なし)

 

メーター自体の設置は簡単です。

純正水温計を取り外し、そこに付けました。

 

真中が今回つけたメーターね。

いいかんじでしょ。

 

 

問題はセンサーです。

 

その前に、メーター取り付けに

アタッチメントなど買ってはいけません。

その値段でタップなんかを買いましょう。

比較的設置しやすい水温計センサーの

アタッチメントを買うことは「死」を意味します・・・

いろいろ調べた結果、写真のセンサーと

ネジピッチが同じです。

このセンサーを外し、水温計をここにつければ

なんとかなりそうです。

しかし、問題はこのセンサーの役割です。

ずっと、純正水温計のセンサーだと思ったんですが、

外して走ってみましたが、メーターに変化が現れないです。

コンピューターの水温補正も効いている様です。

 

ここで、(また)仮説を・・・

ZEROはロドスタの部品を使った、試作車。

しかし、メーター部分はZERO専用品を使っています。

なので、水温計センサーをコンピューター用のと

共有し、写真のセンサーは実は使ってない・・・

との仮説です。

 

自分がロドスタを持っていれば、

こんな間違いはしなかったのに・・・・

 

部品どり車から、サーモハウジングをとってきます。

ネジピッチは、やっぱり一緒でした。

これですんなりと、取り付けできます・・・

と、言いたい所ですが、さすが機械式。

センサー部分が変なんですよ。

 

センサーの写真をよくみてください。

センサー部分とネジ部分がわかれるんです。

これは、センサーを締め込んでいったときに、

配線がねじれないように、こうなっています。

まあ、便利なんですが

そのために、特殊な穴をあけないといけません。

理想の穴の断面図です。

こんなふうに、途中で段がいります。

しかし、ハウジングにはすでに

ぴったりの穴が開いています。

さて、どうしたものか・・・

 

用意したものは、ピッチ 計ともに同じの

普通のネジです。

これの真中に穴をあけ、切断したものを

雌ネジの中に入れてしまおう・・・という計画です。

 

もう、メチャクチャ苦労しました>穴あけ

ネジってこんなに硬いものなんですね・・・

散々苦労して、5ミリほど穴をあけ、

輪切りにしたものが、さっきのハウジングの

写真のとなりについている、ワッシャーみたいなやつです。

 

あれに、補強と回り止めのために

接着剤を塗りまして、雌ネジの

下の方に挿入。

 

これで、なんとか水温計はつくはずです。

さて、問題は油温計だな・・・

 

普通なら、オイルブロックしかないでしょう。

安心 安全 確実の3拍子です。

しかし、どんなに安くても一万円。

(3000円とかも見つけたけど)

 

もしくは、安心 安全は抜けますが

ドレンプラグアダプターでしょう。

 

エンジンを散々見まわりましたが、

この2つ以外に方法はなさそうです。

 

オイルフィルターを改造して、何とかしようと

思ったりもしましたが、危険なので却下

 

最後の手段、ドレンプラグアダプターを

もちろん自作しました。

 

以前乗っていたスープラで、

一度作ったことがあります。

しかし、あれは電気式センサーでした。

ドレンプラグとタップさえあれば、サルでもできます。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

スープラのときの製作方法はとんでもなかった・・・

このころ、技術も知識もなかったため、

オイルパンのドレンボルトのナットを

ドリルで大きくして、タップをかけ

メーターに付属していた、ドレンアダプターを

とりつけました。もちろんオイルパンを外さずにです。

削り粉を出すために、廃油を入れてはだしの、くりかえし

しかし、技術がないためオイルが滲み出してきます

それを塞ぐため、接着剤でドレンボルトを接着

オイル交換はセンサーを外してやってました・・・

元気でやってるかなぁ スープラ・・・ごめんねぇ スープラ

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

話は戻りまして、今回の作業です。

このドレンプラグも水温計と

同じような形状にしないとだめです。

しかし、それの製作は困難を極めました

 

まず、ドレンプラグの真中に

下穴をあけます。

その次にセンサーが通る、中くらいの穴

さらにネジ部分の穴を、ネジ全長の半分ぐらいまで開けます

しかし、これが結構難しかった。

最後の一番大きい穴が、真中に開きませんでした。

ちょっとオフセットした形になっちゃいました。

ま、いっか・・・

あとは、タップを切るだけです。

(なんか、とっても柔らかいネジでした。)

 

しかし、タップが切れません。

大きい方の穴の下、ギリギリまでネジを切る

必要があるのですが、そんな芸当は

普通のタップではできません。

(そんなことができる特殊なタップもあることは、あるらしい)

 

さて、こまりました・・・

しかし、今はそれなりに技術も知識も・・・

 

こんなことをしてみました。

ドレンを輪切りにしました。

こうすればタップが切れます。

心置きなくタップを切ったあと、溶接でくっつけます

 

作った本人が言うのも、なんですが

溶接したことなんてわかんないでしょ?

(自慢)

上から見たとこです。

ちゃんと段がついていますね。

よ〜く見ると、オフセットしちゃったこともわかりますね・・・

 

 

さて、いよいよ取り付けです。

オイル 水 パッキンとも再利用です。

パッキンにいたっては、2度目の再利用ですが

漏れなきゃいいんですから、どんどん再利用です。

 

で、さっそくエンジン始動です。

 

え〜 すごいことになってます。

上も下も(オイルも水も)漏れまくりです(iдi)

水にいたっては、噴水のごとく噴出してます。

さっそくエンジンを切ります・・・

 

まず、水のほうから原因究明しましょう。

サーモハウジングをとってみると・・・

せっかく作ったワッシャーがとれてました。

どうやら、厚さが足りなかったようです。

しかし、またボルトから切り出すのは

ものすごく大変です。

そこで、センサーを壊して使うことにしました。

これなら素材は銅(たぶん)ですし、加工も簡単です。

どうせ使わない?センサーなので使ってしまえ

ってことで、水温計センサーは完成。

3回再使用のパッキンも問題なく使えました。

 

さて、ドレンボルトです。

各部の寸法を削って調整し、再トライ。

それでもオイルはにじんできます。

これは、シールテープを使うしかなさそうです。

おそらく、オフセットされた穴が原因なのでしょう。

シールテープをまいてだめなら、作り直しですね(;´д`)

まあ、にじむ程度なので、とりあえずは後回しです。

今度のオイル交換時に、対策しましょう。

 

さあ、やっとのことでつきましたよメーター。

なぜ、油温 水温センサー設置で

丸1日もつかわなければいけないのか・・・

さすがに、あほらしゅうなってきましたよ・・・

 

まあ、今回は成功?しましたし

いいのかな?

 

 

などと思ってたら、やっぱり「オチ」がありました。

ラジエターファンが回りません!!

 

あのセンサーは、電動ファンのセンサーだったんですね・・・

勉強になりました。

 

もう、センサーはネジだけになってしまったので(^^;)

趣味車らしく、手動に改造しました。

センサーに繋がっている配線を、

ボディーアースさせるとファンが回り出しますので、

配線を運転席に持ってきて、スイッチをつけてやるだけです。

この改造をして、いまだ町乗りはしていません。

どうなるんだろう・・・

改造していくたびに、

ぼろい車になっていく気が・・・

 

(どなたか、あのセンサー余ってる方、連絡ください(^^;)

 

 

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