2002/06/20
カラーアルマイトに挑戦
アルマイトを極めた(?)男として,やはり避けては通れないのが
カラーアルマイト
アールズのフィッティングや、ジュラルミンホイールナットなど
独特の色艶を放ちながら、優れた耐久性をもつ脅威の染色法。
なんとか自分のものにするべく、今日も研究に余念がありません
今回アルマイトに挑戦するものは「ナンバーステー」
もちろんアルミでできています。
鋳物ではないので、楽なんだそうです。
まがりなりにも依頼品なので(^^;)
磨きから始めることにしました。
使ったのはマザーズとエアーの縦回転サンダー+フェルトバフ
20秒ほどで
それなりの鏡面です。
完璧な鏡面にしようとすると、途方もない手間がかかりますので
このくらいで許してください>依頼主さま(^^;)
今回行う染色法は、封孔前のアルマイトに色素をつける・・・
簡単に言うと、煮る前のアルマイトを塗料の中にドブズケです。
いろんな薬品でアルマイトをすると、それだけで色がつくものも
あるみたいなのですが、薬品が手に入らないので
一番簡単そうな方法を試します。
アルマイトの手順は前回どうりです。
ただ、お湯を作るのにストーブを使ってましたが
もう夏ですのでこいつでお湯を作りました。
素敵な宇宙船 地球号・・・さすがです。
結構な量の水を、あっという間に沸騰させます。
今回作った塗料は
こんな感じの塗料。自動車用です。
オレンジの原色に90%ぐらいシンナーを加えています。
このぐらいの濃さです。
粘度は水のようにシャバシャバの状態です。
こいつを封孔前のナンバーステーに掛けましたが
弾きます。
まったく色はつきません。
この時点で失敗確定ですが、戻るわけにはいかないので
そのまま封孔処理をします。
これができあがったナンバーステー。
アルマイトはちゃんとかかっています。
びみょ〜〜〜〜〜〜〜〜〜に色がかかっているのがわかります?
実物を見ても、かなり良く観察しないと
色がかかっているのがわかりません。
しかもムラになっています。
成功か失敗か微妙な所ではありますが、色が薄い原因を
考えてみましょう。
1.色が薄すぎた
2.アルマイトが薄かった
3.アルマイトのあとに脱脂をしないとだめ
4、色の相性が悪かった。
5.もともとこんなもの
これらを一つずつ潰していくしかないんですね・・・
あ゛ぁ〜〜〜〜めんどくさい。
とりあえず、アルマイト専用塗料を探してみることにします。