2002/02/06
研究部中間報告
最近では、アルミを溶かすコツもわかってきまして
かなり短時間でアルミを溶かすことができるようになりました。
炉のほうも進化を続けております。
電動ファンを追加して、低温時に
コンプレッサーを使わずに風を送るようにしています。
はじめからコンプレッサーの圧力を使っていると
非常に経済的ではないので、最初はファンで温度を上げます。
しかし、高温になってくると炎がファンのほうに逆流して
さすがの温風用ファンでも溶けてしまいます・・・
合体時です。
波動砲ぐらいなら出しそうな、勇壮な外観です。
今回の題目も砂型と石膏型です。
砂型で作るものは、シフトノブ用の丸棒と
鈑金の仕事で使う、アルミの当て板です。
(当て板=ハンマーの叩き台?別名「ドリー」)
どちらも単純な形状ですので、砂に簡単に型を作り
そこに流しこむだけです。
丸棒です。
あいかわらず表面が粗いですが、形にはなっています。
次に砂型を作るときは、砂をふるいにかけようと思います。
ちょっといびつになっちゃいましたが、削れば使えそうです。
作ってみてわかりましたが、当て板は重いほうが
やっぱり使いやすいですね。
次回鋳造時には、インゴットになってしまうでしょう・・・
で、石膏型です。
こちらは雪辱を晴らすべくエンブレムです。
型の時点で大失敗してしまった前回を反省し、
粘土でマスターモデルと作りました。
こいつを石膏でかたどりまして、
こんな感じになります。
さらに前回の反省を踏まえて、型を強くしてみました。
これだけ厚けりゃ大丈夫でしょう。
1ヶ月ほど自然乾燥させています。
こいつにアルミを流してみますと・・・
こんな感じになりました。
う〜ん・・・ものすごいバリだなぁ・・・
アルミを入れたあとの石膏です。
ちょっとわかりにくいですが、ヒビがはえています。
ほとんど余熱をせずに流しこみましたが、
ギリギリ耐えてくれたようです。
ガラスクロスを使えば、繰り返し使える型ができるかなぁ?
まあ、なんにせよ完成です。
低融温金属(正式名称知らない。二キロ6000円らしい)を使えば
こんなに悩まなくてすむエンブレムです。
盛大なバリを取ってとりあえずよしとしておきます。
今度は密閉型に挑戦して、量産化をもくろみます。